こんにちは。
自分の習慣になっているのは、「行動」だけではなく「思考」においてもパターン化されたものがあるのでしょう。
辞書(岩波国語辞典第四版)には「あることが繰り返し行われた結果、そのことがしきたりになること。」と書かれています。”あること”とは思考であり行動でもあるのではないかと思います。
三木清さんの人生論ノート(新潮文庫)には「習慣」とは「生きた形であり、かようなものとして単に空間的なものではなく、空間的であるのと同時に時間的、時間的であるのと同時に空間的なもの(p34)」「時間的に動いてゆくものが同時に空間的に止まっているというところに生命的なものである(p34)」と書かれており、習慣というのは生命と自然を含めて深い意味のある言葉として考察されています。そして、単純に決まりきったことが模倣のごとく継続されているのではなく、やはり「情念」や「精神」とも関与しているという意味においては、「習慣」とは思考にも関連があるのだろうと思われます。

吉井雅之さんの「人生の習慣を整える;サンマーク出版」には、「それ以前に「自分にはできる」という気持ちを受け入れられる自分自身であることの大切さを忘れないでいただきたい(p10)」と、学びと実践を続ける以前に大切なことは、「自分にはできる」という意志と力を重視しています。
よく見るこの言葉も、開始は「心」になっています。
心が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる
今の自分の思考の習慣があるならば、それに気づき、修正する必要があれば修正し、実際に行動に移し習慣に変えていく。
今の私は、ノートに論理を記載し抽象的な概念にまとめ、それを頭の中で消化し(思考)、このブログに思ったことを書き(行動)、実生活に落とし込む(行動)ことができれば本望です。